日本は危機的状況?コロナによる死者数の増加と医療現場の逼迫について

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日本は危機的状況?コロナによる死者数の増加と医療現場の逼迫について

「またコロナのニュース?大袈裟に騒ぎすぎじゃない?」「メディアに踊らされてるだけだよ」

こんな声が聞こえてきそうですが、果たして本当にそうでしょうか? 現状を冷静に見て、日本は危機的状況にあるのか、考えてみましょう。

まず、新型コロナウイルスによる死者数は決して少なくありません。日本では、これまで多くの対策が取られてきたにも関わらず、多くの方が亡くなっています。インフルエンザと比較しても、その差は歴然です。昨シーズンは、インフルエンザによる死者はほとんど報告されませんでした。これは、コロナ対策によってインフルエンザの感染も抑えられたためと考えられています。しかし、コロナによる死者数は、インフルエンザと比べて桁違いに多いのが現実です。

海外に目を向けると、さらに深刻な状況です。例えば、フランスでは人口が日本の半分程度にも関わらず、すでに10万人以上の死者が出ています。単純計算で、日本の人口に当てはめると20万人以上。これは東日本大震災阪神・淡路大震災の比ではありません。世界的に見ても、コロナウイルスによって多くの人が亡くなっていることを忘れてはなりません。

「でも、亡くなっているのは高齢者ばかりでしょ?」という声も聞こえてきます。確かに、高齢者は重症化リスクが高いと言われています。しかし、感染拡大の影響で、40代、50代の重症者も増えているという現実があります。

医療現場では、人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)が必要な重症患者が増加し、逼迫した状況が続いています。本来であれば助かる命も、医療資源の不足によって救えないケースも出てきているのです。

私たちは、この現状を他人事として捉えず、一人ひとりが危機感を持つ必要があります。

一人ひとりができること

  • 不要不急の外出を控える
  • マスクの着用、手洗い、消毒を徹底する
  • 三密(密閉・密集・密接)を避ける
  • 正しい情報を入手し、冷静に行動する

これらのことを心掛けることで、感染拡大を防ぎ、医療現場の負担を軽減することに繋がります。自分自身と大切な人を守るためにも、今できることをしっかりと行いましょう。