オリンピックは誰のため?40代が考えるメリットとデメリット
先日、友人とオリンピックのボランティアの話になりました。「面白そうだからやってみようかな」という彼に対し、私は率直な疑問をぶつけました。「オリンピックって、一体誰のためのものなんだろう?」と。
今回は、40代の私が考える東京オリンピックのメリット・デメリット、そして抱く疑問についてお話しします。
ボランティアは本当に「善意」?疑問に思う構造
オリンピックといえば、多くのボランティアの支えによって成り立っています。しかし、私はある疑問を抱いています。それは、ボランティアの人たちの「善意」を搾取する構造になっているのではないか、ということです。
友人は「英語を使いたいから」「スキルアップになるから」とボランティア参加に前向きです。確かに、彼のようにスキルや経験を積むために参加する人もいるでしょう。しかし、オリンピックのボランティアに応募してくる人の中には、経済的に余裕があり、時間にも融通が利く人が多いように感じます。
なぜなら、ボランティアは無償もしくは少額の報酬で働くにも関わらず、企業は多額の費用をかけてボランティアを募集し、運営しているからです。この構造に、私は疑問を感じずにはいられません。
ボランティアの人たちの頑張りによって、税金が安くなったり、国民の負担が減ったりするわけではありません。むしろ、多額の税金が企業に流れ込んでいるように思えてなりません。
開催は本当に「経済効果」を生むのか?
「オリンピックは経済効果がある」という意見をよく耳にします。しかし、本当にそうでしょうか?
東京オリンピックの準備委員会は、家賃が高額なオフィスを構え、役員には高額な報酬が支払われています。これらの費用は、全て私たちの税金から賄われています。
そして、オリンピック開催によって発生する損害は、全て日本が負担することになっています。IOC(国際オリンピック委員会)の不正や不祥事があったとしても、です。
このような状況下で、本当に経済効果があるのか、疑問視せざるを得ません。
東京オリンピック開催のリスク
東京オリンピックの開催には、様々なリスクが伴います。
まず、感染症の蔓延です。世界中から多くの人が集まることで、日本ではあまり見られないような感染症が流行する可能性があります。
また、テロの標的になる可能性も否定できません。世界的なイベントであるオリンピックは、テロリストにとって格好の標的です。
さらに、猛暑による健康被害も懸念されます。東京の夏は高温多湿で、熱中症のリスクが高いです。
これらのリスクを考慮すると、東京オリンピックの開催は、私たちにとって大きな負担となる可能性があります。
テレビで見るのが一番?
「オリンピックを生で見たい!」という気持ちは分かります。しかし、私はテレビで見るのが一番良いと思っています。
会場に行けば、遠くの方で競技が行われているだけで、テレビで見た方が選手の表情や競技の様子がよく分かります。
また、猛暑の中、長時間並んで観戦するのは大変です。自宅で涼しい顔をして、快適に観戦できるテレビの方が、はるかに快適です。
まとめ:本当に必要なのは、冷静な判断
東京オリンピックの開催には、メリットよりもデメリットの方が大きいように感じます。
もちろん、世界中の人々と交流できる貴重な機会であることは間違いありません。しかし、そのためだけに、多額の税金が使われ、様々なリスクを負う必要があるのでしょうか?
私たち一人ひとりが、冷静に判断する必要があるのではないでしょうか。